本日は、弊社の専門分野でもあるメンタルヘルスの分野から、リスク管理のために知っておきたい“メンタルダウン予防”について書いていきたいと思います。
メンタルダウン(メンタルブレイク)とは「脳のエネルギーが枯渇した状態」を指す言葉であり、治療が必要な段階(自己回復できない段階)まで進んでしまった状態をいいます。
そして、このメンタルダウン寸前である「メンタルダウン予備軍」と呼ばれる人たち、もしくは既にメンタルダウンの弊害を抱えている人たちは、当方の研究結果によりますと、人口のうち1割を占めています。
メンタルダウンは自分ではコントロールできず、症状としては
「体」:睡眠/食事/体重の変化/疲労感
「心」:悲観的/無気力/焦り/不安感
「動」:人の接触拒否/出社拒否/遅刻欠勤増
上記のように現れます。本人にとっても非常につらく、プライベートにもその影響が及んでしまいます。
また、メンタルダウンというのは環境要因が強く、特に仕事上における多種多様なストレスが積み重なって起きることが多い状態であり、一度メンタルダウン予備軍からメンタルダウンにまで至ってしまうと、継続的治療や職場環境からの離脱が必要になるケースが多くあります。
職場での環境要因としてあげられる「昇進」や「配転」などの地位によるプレッシャーや新しい環境でのストレスは、会社にとって重要な人材であればるほどかかりやすくなるとも言えますね。「動」の項目で見られるような状態にまでなれば会社にとっても重大な損失になりかねません。
約10人に1人がメンタルダウン予備軍、もしくはメンタルダウンを患っているという状況は、経営におけるリスク管理の対象として十分に気にかけねばならない事案と言えます。
メンタルダウンは、メンタルダウン“予備軍”の内に会社が気づき対処する内部統制の勘案か、できれば、予備軍にもならないような職場環境整備をしておくことが重要です。
しかし、経営や財務、労務の専門知識を持つ方が社内にいらっしゃる企業は多くとも、メンタルヘルスの専門が経営に参画する会社様はあまり多くないのが現実です。弊社では、そんな企業様のために、社員のメンタルヘルスの管理に役立つ独自メソッドで開発したプログラムをご用意しております。
興味のある方この機会にぜひ、お問い合わせページよりご連絡ください。
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